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【コスモとスバルのドラッグなはなし】No20 「マスク考」

コロナウイルス感染がまだまだ続いています。

イベントも中止が相次ぎ、街にはマスクがあふれ、いつもと違う春の光景。

なんて、呑気なことを言っているとお叱りを受けるでしょうか。

確かに、マスクも感染防止には一定の効果はあるが、うがいや手洗い、消毒ほどではない、というのが専門家の共通意見です。

にもかかわらず、これだけ電車内のマスク装着率世界一になっているのは、自分の身を守る以外にも、人に移さないマナー(?)、というより、周りがみんなしているから、していないで咳をすると白い目でみられるから、という「空気を読む」要素が大きい気が。

社会で一致団結して、感染防止するのは決して悪いことではないですが、筆者のように海外に長く住んでいたひねくれモノには、全員マスクというのは、少し異様な「光景」なんです。

タイはじめ諸外国で日本からの渡航を遠慮するように訴えたり、入国を断る動きがではじめているのは、日本での報道写真、街中にあふれかえるマスクすがたに海外の人は恐怖を覚えるからだと思います。

海外でマスクをするのは、私は重病人ですよ、と宣言しているに等しい。数年前も花粉症で日本人がみなマスクして歩いているのを見て、「日本では伝染病がはやっているのか」と恐怖の真顔で聞いてきた欧米人がいましたもん。

それ以上に心配なのが、本当にマスクが必要なひとびと(病人、医療、ヘルスケア関係者)に不足する事態がおこりつつあること。

で、誤解や炎上を恐れず言えば、流行でマスク争奪の列にならぶのは、自粛したい。人に迷惑をかけそうな体調になるまで、マスクは我慢したい、と思うのでありました。

くどいですが、うがい、手洗いはこまめにして、流行の鎮静化を待ちましょう。(P)

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