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【コスモとスバルのドラッグなはなし】No.35 ひよりみ菌

前回、腸内フローラについて、書きましたが、おまけをひとつ。

腸内細菌には、おおまかにいって、善玉菌、悪玉菌、日和見菌(ひよりみきん)の三種類あって、微妙なバランスが成り立っていると、健康な状態になります。

ビフィズス菌、乳酸菌が代表的な善玉菌、ブドウ菌、大腸菌が悪玉菌。

連鎖球菌、バクテロイデスなどが日和見菌に分類されます。

日和見菌は善玉菌、悪玉菌、どちらか優勢なほうになびくので、この名があります。

つまり健康なときはおとなしいのですが、体が弱ったりして、悪玉菌がはびこると、そちらに加担して腸内で勢力を増し、悪い働きをおこすことがあるのです。

強いほうになびく日和見菌、まるでどこかの国の総裁選挙みたいですね。

歯科検診に近所の歯医者さんにいったところ、「少し歯茎に炎症がみられますね。歯垢内で悪玉菌と日和見菌がはびこっているかも」といわれ、なるほど口腔内でもそんなせめぎあいがあるのか、と思いました。

こちらのほうは、歯磨きを丁寧にしたり、定期的に歯医者でクリーニングをきちんとやれば、好転しますよ、と言っていただきましたが、ヒト社会の日和見菌は、どう退治すればいいのでしょう。難問ですね。(P)

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