【コスモとスバルのドラッグなはなし】No9 「星と薬」
第一回で薬局の名前にまつわる話をとりあげましたが、星と薬は、占星術に代表される、科学と非科学がまだ渾然一体の古い時代から、かかわりがあったようです。
日本では星製薬という、これは本当に科学的で優秀な製薬会社、星薬科大学など星にまつわる名前の会社、学校がありますが、この創業者の息子が、作家の星新一であることは、有名なはなし。当初、同社の社長もされていましたが、ショートショートの神様として、日本のSF界の「巨星」となったのですね。
さて西武堂コスモ薬局、スバル薬局は西武新宿線沿線にありますが、西武鉄道主催の「星空観賞・雲海ツアー」に参加しました。深夜に鉄道を使って秩父に集合、夜中徹夜して天体観測のあと、早朝の雲海を見て、朝の10時に解散という、大変なツアーなのに、もう十数回を超え、参加者も毎回千人近いというから、世の中には酔狂な人も多いと実感。(自分もその一人)
ところが、11月にはありえない、台風発生のあおりで、終日大雨。星がふるような、どころか、雨粒が降るなか、さすがに観測はできず、屋内で望遠鏡メーカの方の話を徹夜で聞く羽目に。でもなかなか面白い星の話も聞くことができました。
スバルにまつわるはなしその1
モンゴルの神話では、6人の兄弟(スバルの6連星)から求婚されて、困った美しい王女が、金星になった。
スバルにまつわるはなしその2
自動車メーカーのSUBARU は、旧富士重工業が、中島飛行機系5社を合併した際、 この6社を統べる(統合する)という意思を表したもの。ちなみに、「昴」は中国語で、すばるという読みはもともとなく、「統」がすばる、すべる、を表す日本語だったそう。
なかなか深い話ですね。西武スバルも社員のひとりひとりが結束して、患者さんにとって、よりよい薬局にしていきたいものです。
以上、星にまつわる脱線でした。(P)