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【コスモとスバルのドラッグなはなし】No27 「猫好きは病気?」

筆者の自宅では犬(柴犬)と猫(ブリティッシュショートヘアー)を一匹づつ飼っています。

最近のペットブーム、とりわけ猫の人気急上昇で、飼い始めた方も多いと思います。

犬をなでたり触ったりすると、ヒトは体内のオキシトシンホルモンが分泌促進され、癒しの気分、精神の安定につながる、ということで医療機関や介護施設で活用する向きもあるようです。

一方猫はといえば、オキシトシンはあまり関係ないといわれますが、可愛らしさとネズミをとるなどの実用性だけで、なぜこんなに愛猫家が多いのか。

古来、猫がトキソプラズマ原虫という寄生虫をもっていたからだ、という説があります。

この寄生虫に猫から感染すると、脳内物質のドーパミンの分泌が促進され、意欲的、活動的、創造的になるのだそう。

ドーパミン効果は従来より、スポーツや恋愛によい影響があると広く知られています。

猫をとりわけ大事にした古代エジプト文明の繁栄の一翼を担ったのでは、とも。

一方で、リスクに対する感性が鈍くなったり、無鉄砲になったりするので、交通事故や過剰な承認願望、失恋などにつながることがあるなどのデメリットも。

猫の寄生虫がヒトの行動に影響を及ぼす説は90年代初めの学会発表時は「珍説」扱いを受けていましたが、欧米の公的衛生機関でも、この寄生虫とヒトの関係に注目しており、特に妊婦に対して感染リスクの注意喚起をしています。

ヒトの行動を寄生虫を介してコントロールするから、古来「化け猫」とか、「魔女の黒猫」とか魔性の動物とされたのでは、との考察もありました。(石弘之著 感染症の世界史)

最近のペットショップ購入の猫は寄生虫はないでしょうし、ネズミをあまり捕食しないので、必要以上に恐れることはないのかもしれませんが、猫好きにとっては、支配されてもかまわない、という気持ちになってしまうのかもしれません。(P)

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