【コスモとスバルのドラッグなはなし】No22 リアル!「ほんやくコンニャク」
コロナウイルスの影響で、東京オリンピックの雲行きも怪しくなってきました。
国内の感染スピードが今後弱まったとしても、世界中が苦しむ中で、そもそも外国からの観客をおもてないできないのに「世界のスポーツの祭典」を開けるのか、ということでしょう。
それでもいつかは開催できる、観光客も戻ってくる、という希望をもって頑張るしかない、ホテルも飲食業も輸送業も。
そんな接客業界で、このところ、外国人のお客様向けに活躍しているのが、ポケット型AI自動翻訳機「ポケトーク」
ドラえもんの「ほんやくコンニャク」をほぼ実現したとも言われています。
西武堂薬局にも、1台配備していますが、英語や中国語で機械にむけて話しかけると、即座に日本語に音声と文字で翻訳してくれる優れもの。
最新の機種は、何語で相手がしゃべっているかまで、機械が判断して、世界中のどこにいても、ほぼ正確に翻訳してくれます。
旅行にも便利ですが、どんなお客様にも応対できる安心感。
そのうち声色で、相手の感情を判断して、やさしい口調なのか、怒っているのかなど、反映させたり、こちらの受け答えを合わせることも可能になりそうですね。
でも少し気がかりなのは、自動翻訳機に頼るあまり、子供や若いひとたちが、語学の勉強に熱意を失いはしないか、ということ。
たどたどしくとも、自分のことばで一生懸命、外国語で語れば、相手に気持ちがつたわるもの。
そのようなコミュニケーション力は、これからももっと日本人には必要と思います。
そろばんから電卓にかわったように、便利な世の中でも、頭をつかうことはヒトにとって大事なことではないでしょうか。(P)